チリの鉱山でAnglo American社に対するストライキが勃発

チリのLos Bronces(ロスブロンセス)銅鉱山で約4,000の契約労働者が英国を拠点とする鉱山会社、アングロ·アメリカン(Anglo American)に対するストライキを行った。同社は金属において世界最大の産出量を誇り、ストライキ、抗議活動が幾度も行われている。 要約・画像元記事:Anglo American Workers Strike Against Contract Labor Conditions in Chile. Corp Watch (写真:© Rodrigo Arancibia Zamora. Used under Creative Commons license.) 銅はチリの最も重要な製品の一つだ。チリの国内総生産の5分の1は銅に関連した産業であり、輸出の60パーセントを占めている。 ここ数十年の間に、チリの鉱山業界ではアウトソーシングが進んでおり、労働者の3分の2は短期の契約労働者だ。彼らはフルタイムのスタッフの三分の一程度の賃金しかもらっていない。こういった契約社員はより危険な仕事に従事することが多く、高い事故、傷害のリスクを負っている。研究者はこうした格差は鉱山の町の階層化を進めていると指摘する。また労働者は組合活動に対して、解雇や職場でのハラスメントが行われることに抗議している。 昨年の8月には、オーストラリアのBHP Billitonの銅鉱山で働く2500人の労働者がストライキを起こしている。これはこの鉱山において、過去10年間で3回目の大規模ストライキだ。2006年と2011年にも大規模なストライキが発生しており、2006年のものは一ヶ月以上続いた。 この他にも国営のNacional del Cobre社やカナダのKinross社の金鉱山、さらには金属を輸出する港でもストライキが起きている。 労働組合はこうしたストライキで話し合い、合意点を見出してきたが今回のLos Bronces鉱山でのストライキでは、現場での放火、車などの略奪に発展した。労働組合の指導者は「こうした暴力が起きたのは、会社が労働者を搾取し続けた結果だ」と発言している。

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