フェアトレードコーヒー豆の買い取り最低価格と、生産者へのインパクト

FLOでは生産者から生産品を購入する際の最低買取り価格を定めています。そのシステムとインパクトについて書かれた記事を紹介します。

要約・画像元記事:Fairtrade Offers Alternative to Coffee Price Roller Coaster (画像:©Fairtrade Labelling Organizations International) (以下記事要約)

コーヒーはその価格変動の激しさによってその名を知られています。2001年には1ポンド(約454グラム)のコーヒーの値段は45セントでした。しかし2011年、ニューヨーク先物市場で、コーヒーは1ポンド3.09ドルの値が付けられました。これはコロンビアとブラジルでのコーヒーの生産不足が予想されていたためです。この価格の不安定さは投機的原因により、さらに悪化させられています。その後2013年には1ポンド1.10ドルと、2011年の65%近くに落ち込んでいます。市場価格がブラジルで供給過剰が起こるという予想に反応したためです。 この値下がりは中米やコロンビアの生産者にとって特に大きな打撃を与えました。International Coffee Organizationによれば、この地域では枯れ葉病により収穫量の30-40%がダメになってしまったからです。

こういった状況の中、フェアトレード(FLO:Fairtrade Labeling Organization)はコーヒー生産者に対してセーフティーネットを提供しています。 「フェアトレードの設定する最低価格は、このような状況で本当に助かります」とニカラグアの生産者組合「Soppexcca」のマネージャーはコメントしています。 FLOのフェアトレード認証は、アラビカコーヒー1ポンドにつき1.40ドルの最低価格を定めています。(2013年10月現在の価格)またフェアトレードプレミアムとして20セントが上乗せされ、オーガニックであればさらに30セントの価格が上乗せされます。このフェアトレードプレミアムは生産者のための社会プロジェクトのために使用されます。こういった仕組みは小規模生産者を急激な価格下落から守り、生産を継続するための支えになっています。

最低価格があるとしても、生産者にとって資金の調達は未だに大きな課題です。そこでFLOでは枯れ葉病の対策のため、5万ドルの資金援助を予定しています。またすでに総額2000万ドル以上の資金援助を展開しているFairtrade Access Fundでは、枯れ葉病対策のために2つのローンを行うことを決定しています。 「フェアトレードの成功は、生産者の強固な組織を作ること、そしてコミュニティーの需要に沿ったプロジェクトを育てていくことにあります。フェアトレード最低価格、そしてフェアトレードプレミアムはコーヒー市場価格の不安定さに悩む生産者を守るために強く必要とされるものです」とニカラグアの生産者団体「PRODECOOP」のマネージャー、Merling Prezaは述べています。 (以上記事要約)

当団体でもFLOの認証を受けたフェアトレード・コーヒーを販売しています。年間登録料やフェアトレードプレミアムの他に、1キログラムの売上ごとに35円をFLOに支払い、間接的にこういったプロジェクトに貢献しています。また当団体ではフェアトレード製品のみを扱っているので、収益はフェアトレード事業に再投資されます。 この記事にある最低価格、1ポンドあたり1.4ドルに、フェアトレードプレミアムとオーガニック分を追加すると1.9ドル。これをキログラムに換算すると、約4.18ドルになります。(市場価格が最低価格を上回れば、これよりも購入価格は上がります)この4.18ドルというのは現地価格なので、仲介料や輸送費を含めた日本での生豆の仕入れ価格は、これよりももっと高くなります。さらに販売時には、焙煎のコストや家賃、人件費などの経費もカバーした価格設定をしなくてはいけません。

当団体で販売しているコーヒーは、フェアトレードかつ有機栽培のものとしては、大手の量販品に比べても高くない価格を設定しています。自家焙煎店としてならば、リーズナブル方になるのではないでしょうか? また当然ながら価格の面だけでなく、フェアトレードとコーヒーのクオリティーに徹底的にこだわり、お客様に喜んでいただけるコーヒーを販売していきたいと思います。 記事にあるニカラグアのPRODECOOPさんのコーヒーも販売しています。

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